【Vol.8】東京ヤクルトスワローズ小川泰弘がノーランライアンを越える夜
「和製ライアン」、「ライアン小川」、、、
東京ヤクルトスワローズ 小川泰弘
2012年ドラフト2位でヤクルトに入団
翌年2013年は16勝4敗で、最多勝、最高勝率のタイトルを獲得し、
セリーグ新人王に輝いた
身長は171cmと超小柄、1塁にいる身長192cmの宮出隆自コーチと並ぶと、
まるで「子供」である
球速も平均135-145kmと決して早くはない
それでも、プロ一年目で結果を残したワケ、、、
それは、ノーラン・ライアンを尊敬し、
彼の著書「ピッチャーズ・バイブル」をむさぼるように読み込み、
脚を顔に近づけて全身で投げる独特のフォームを真似し、
実際に小川のバイブルにしたことであると巷では言われている
故にその投球フォームから、
「ライアン小川」「和製ライアン」と呼ばれるようになったのだが、、、
ノーラン・ライアンとは、通算27年間で5714奪三振、11シーズンで最多奪三振を記録し、
歴史に残る奪三振王である
身長188cm、最高球速162.4kmと、ライアン小川とはちょっとタイプが違うかな
それでもライアン小川は、
彼の「ピッチャーズバイブル」を熟読し、
5年目の2017年も、
「先頭打者を塁に出さないこと、初球でストライクを取れること」が良いピッチャーの条件という彼の思想を脈々と継承し、
5月20日の対 阪神戦では6回3分の1で1失点で好投
阪神 藤波晋太郎は3回と3分の0でフォアボール5個で4失点、、、
コントロールが悪すぎて逆に気持ちイイ、、、
だから、世のリーマンに言いたい、
数あるビジネス書、営業のノウハウ本、マネジメント系の本、、、、
「この著者はオレの業界とは違う畑だから参考にならない」
「オレは平社員だから、マネジメントの本は関係ない、むしろされる側」
新人王・ライアン小川を見ろよ、
全然「オレ」とは違うタイプの人間の投球フォームを真似て、本を愛読しているぜ
なんで「オレ」とは違うタイプかって・・・?
そんな野暮なこと言うなよ。
知らないことを知ろうとする
できないことに挑戦する
ビジネスマンだってプロ野球選手だって一緒だ。
可能性を広げる努力をしないと生き残れやしない・・・
身長171cm??
超小柄??
そんなこたぁどうでもいい・・・
可能性を追い求める小川のその姿勢に私たちは欲情する・・・
だからさぁ、
小川が引退するときに言わせてくれよ。
「made in Japanのライアンが本場のライアンを越えたってさ」